亡国の本質
発売日
2010年09月17日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-79092-3

亡国の本質
日本はなぜ敗戦必至の戦争に突入したのか

著者 赤城毅著 《作家、戦史研究家》
主な著作 『氷海のウラヌス』(祥伝社)
税込価格 1,870円(本体価格1,700円)
内容 日本が対米英戦争に踏み切った時、ドイツはともに参戦するのか? 国際情勢の動きに翻弄される政府を描きながら開戦への道を辿る。



 日独同盟論の芽生えから、運命の対米英戦争開戦まで。激動の世界史の中で揺れ動く日本の政治・外交の人間模様を描き上げる、歴史ドキュメント。

 【半藤一利氏推薦!】

 政治家も軍人も、そして国民も、「大日本帝国が亡びるはずがない」と信じていた。その「空気」を、気鋭の著者が迫力をもって描き出している。

 【著者の言葉】

 著者は、あるいは人物Aの軽薄さに怒り、あるいは人物Bの無責任をなじるであろう。されど、彼ら、批判の対象となるひとびとは、実は、歴史の鏡に映った著者自身であるかもしれない。国がなくなることはない、会社がつぶれるはずがない、日本人が壊れてしまうわけがない。そんな根拠のない確信を抱いているかぎり、批判されている彼らと同じ過ちを犯しかねないだろう。自戒をこめて、亡国の物語を記そうと思う。