書籍

- 発売日
- 2010年08月27日
- 判 型
- 四六判並製
- ISBN
- 978-4-569-79175-3
ひとりで生きる道
[大愚]良寛の生涯に学ぶ
著者 | 大角修著 《宗教評論家》 |
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主な著作 | 『日本仏教史入門(著・編集)』(角川選書) |
税込価格 | 1,650円(本体価格1,500円) |
内容 | 質素に暮らし、子ども達と遊んだ良寛。実際は、己に厳しく、孤独に生きた人であった。その中には、心静かに生きるための教えがあった。 |
人々から好かれ、子どもたちと仲良く遊んだ良寛。しかし、一方では、人を寄せ付けない、厳しい禅僧でもあった。二面性とも取れるその人生には父の自殺が大きく影響している。しかも辞世の句を渡されながら、その死を予期できなかった無念から、弟まで自殺を図るという辛い現実を受け入れなくてはならなかった。心に深い傷を負った良寛は、自責の念から逃れることは難しかったに違いない。
しかし、その苦しい現実を受け入れ、孤独であることを覚悟して生きたがゆえに、周りと仲よく暮らせたのだろう。
いま、望むと望まざると「ひとり」で生きることを余儀なくされることも多い。家族力・地域力の衰退などによって、人は孤立しやすく、生きづらくなってきているが、自らも垣根をつくり、生きづらくしているのかもしれない。そのような世の中を、いかにひとりで生きていくのか。良寛の生き方は、その指針を示してくれる。
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