数学で未来を予測する
発売日
2011年09月16日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-79554-6

数学で未来を予測する
ギャンブルから経済まで

著者 野崎昭弘著 《大妻女子大学名誉教授》
主な著作 『詭弁論理学』『逆説論理学』(以上中公新書)
税込価格 902円(本体価格820円)
内容 未来を見通す数学の力とは? 自然現象から、ギャンブル、社会・経済現象まで、数学で未来を予測する方法について考える。



 先が不透明な時代、数学で未来を見通せないか!

 数学で先を読むためにはどういう条件が必要だろうか。身近な自然現象から、社会や経済の動き、ギャンブルまで、未来を予測する数学にはどのようなものがあるのか、データをどう読むのか、確率や統計の見方・考え方、を見ていく。数学で先を予測できることにはどんなことがあって、数学では先を予測できないことはなんなのか、探っていく。

 一般に「ギャンブル必勝法」と言われる「倍賭け法」「マルチンゲール法」などを実際にコンピュータを使って検証していく。さらにはノーベル経済学賞を受賞し、一時期、金融工学としてもてはやされた「ブラック・ショールズの方程式」とはどんなもので、そこにはどのような「落とし穴」があったのか、考えていく。

 「数学で未来を予測できるのか?」という難問に逃げることなく、正面から数学者が答えようとしたのが本書である。