「天使」と「悪魔」の秘密
発売日
2011年07月13日
判 型
B5判並製
ISBN
978-4-569-79779-3

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「天使」と「悪魔」の秘密

著者 世界博学倶楽部著
主な著作 「世界の名画」隠されたミステリー』(PHP研究所)
税込価格 985円(本体価格895円)
内容 ミカエル、ガブリエル、ルシファー、ベルゼブブ……、彼らはどのようにして生まれ、いかなる存在か。絵画や銅像から知られざる姿に迫る。



 神と人をつなぐ遣いとして人間を助けてきた天使と、神に反逆して悪に身を落とし、人々を恐怖に陥れてきた悪魔。二つの相対する存在は、とても魅力的なモチーフだったのだろう、宗教的情熱に取り付かれた名もなき人々や、高名な画家たちによって星の数ほどの作品に描かれてきた。たとえばその代表作がダ・ヴィンチの『受胎告知』である。

 同画でダ・ヴィンチは、聖母マリアに神の子イエスを身篭ったことを告げる天使としてガブリエルを描いた。そして偉大な天使の右手に百合の花を持たせることでマリアのある状態を表現した、といわれている。さて、その状態とは?

 本書は、絵や彫像に描かれた「天使」と「悪魔」について、誕生のエピソードを紹介しつつ、芸術の裏側に隠されたミステリーを読み解こうというものである。スペインの巨匠ゴヤが描いた黒山羊頭の悪魔とは何か? イスラエル人の祖・ヤコブが争った天使とは? など、知られざる真実に迫る一冊!