[図説]面白くてためになる! 日本のしきたり
発売日
2011年12月16日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-80070-7

[図説]面白くてためになる! 日本のしきたり
意外な由来から正しい作法まで

著者 永田美穂監修 《宗教研究家》
主な著作 [図解]仏教宗派がよくわかる本』(PHP研究所)
税込価格 1,100円(本体価格1,000円)
内容 日本古来の年中行事から、日常の習慣まで、その由来と正しい作法を図解と写真で詳しく解説。日本人なら常識として知っておきたい一冊。



 お辞儀がいつ頃からあったかご存じだろうか? 驚くべきことに、3世紀の『魏志倭人伝』には、既に日本人がそのような習慣を持っていたことが記されている。

 このようにふだん我々が何気なく行なっている挨拶や儀礼、年中行事は、もともと先人達が長い歴史の中で育んできたものである。そこには実に興味深い由来と変遷がある。例えば、贈答物や祝儀を包んだりする風呂敷。これは文字通り風呂場で敷いて使うものだった! また正月のお年玉はもともと食物だったが、室町時代に物になり、江戸時代にお金へと変わっていったという。こうした由来を知ることで、しきたりの持つ本来の意味や作法も知ることができるのである。

 本書は日常なじみ深い儀礼、冠婚葬祭、年中行事を取り上げ、図解と写真でわかりやすく解説した。日本人が本来持っていた優しい心遣いや自然観に触れることで、堅苦しいと思っていた儀式にも自ずと親近感がわいてくるはずである。