書籍

- 発売日
- 2012年02月14日
- 判 型
- 新書判並製
- ISBN
- 978-4-569-80262-6
原発「危険神話」の崩壊
著者 | 池田信夫著 《アゴラ研究所所長》 |
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主な著作 | 『ハイエク 知識社会の自由主義』(PHP研究所) |
税込価格 | 792円(本体価格720円) |
内容 | 福島第一原発事故で原発の「安全神話」と「危険神話」はともに崩壊した。震災後の放射能、エネルギー問題を客観的な立場から論じる。 |
福島第一原子力発電所の事故は、それまでの「安全神話」を打ち砕いただけでなく、炉心溶融が起こると数万人が死ぬといった「危険神話」をも崩壊させた。放射能の健康被害は、予想よりも小さく、チェルノブイリ事故とは明らかに違った。震災後、マスメディアもネットメディアも放射線の危険を誇大に報じ、多くの人が「リスクゼロ」を求めた。
しかし、科学的知見によれば、「100ミリシーベルト以下の健康被害は0.35%以下」であることは確実にいえるという。また、発癌リスクを問題視するなら、喫煙や塩分の取りすぎや飲酒も危険であり、さらに携帯電話や日焼けサロンも危ないとの報告もある。
同時に、著者はメディアが煽った「脱原発か否か」の議論も愚問だと斬って捨てる。問題は特定の資源の是非ではなく、市場で多様なエネルギーを柔軟に組み替える必要があると説く。
メディアと知識人を名指しで批判した、闘う経済学者の勇気ある言論である。
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