書籍
- 発売日
- 2012年10月15日
- 判 型
- 新書判並製
- ISBN
- 978-4-569-80417-0
原発難民
放射能雲の下で何が起きたのか
著者 | 烏賀陽弘道著 《フリージャーナリスト》 |
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主な著作 | 『報道災害【原発編】』(幻冬舎新書) |
税込価格 | 836円(本体価格760円) |
内容 | 被曝の先にはいじめが……。原発事故の真の悲劇は、人間関係の亀裂、偏見による精神的被害にあった。忘れられつつある避難者たちの姿。 |
被曝は「人災」だった。誤解、偏見、差別、対立、いじめ……絆を引き裂かれた苦しみは続いている。
「地元に帰らず、ホテルに住めていいねえ」「東電からいっぱいもらっているんでしょう?」「放射能が移るから近寄るな!」――何気ないひと言や所作に原発被災者たちは疑心暗鬼となり、神経をすり減らす。誤解や偏見は差別やいじめへと発展する。そのストレスは計り知れない。
「避難すべき人が避難できずに被曝した」「必要のない人に避難を強制した」。福島第一原発事故で、政府は二重の誤りを犯した。ある人は「被曝」というかたちで犠牲になり、ある人は「避難」というかたちで家や仕事を奪われた。
「真実を知ってほしい」。絆を引き裂かれた住民の心は、いまだに苦しみの渦中で喘いでいる。
「3・11」以後、南相馬市、飯舘村、双葉町など原発事故被災地はもとより、山形県、埼玉県、群馬県といった避難先を取材しつづけたジャーナリストが緊急報告。
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