太平洋のレアアース泥が日本を救う
発売日
2012年07月13日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-80641-9

太平洋のレアアース泥が日本を救う

著者 加藤泰浩著 《東京大学大学院研究科教授》
税込価格 858円(本体価格780円)
内容 ハイテク産業に欠かせないレアアース。地球環境学の泰斗が太平洋の海底にレアアースの巨大鉱床を発見したという。その詳細を追う。



 ハイテク産業には欠かせないが中国が独占的に所有して問題となっているレアアース(希土類)――その巨大鉱床が太平洋の海底で発見された! 二〇一一年七月『ネイチャー・ジオサイエンス』誌で発表された「レアアース泥」は、なぜ「世紀の大発見」「21世紀の黄金」と世界で賞賛されたのか? レアアースの定義説明、産業用途、中国の巧妙な資源戦略、海底鉱床発見の経緯、将来の開発見通し……さらに日本の排他的経済水域に存在するレアアース泥についても情報公開。日本再生の最後の切り札は、南鳥島の周りに広がる“夢の泥”だ! 発表後、新聞、テレビ、インターネット等で話題沸騰! 冨山和彦氏推薦!! 「本書は海洋資源大国日本への正真正銘の大航海図である」。