資源がわかればエネルギー問題が見える
発売日
2012年06月15日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-80678-5

地球科学入門II
資源がわかればエネルギー問題が見える
環境と国益をどう両立させるか

著者 鎌田浩毅著 《京都大学大学院教授》
主な著作 次に来る自然災害』、『火山はすごい』(PHP研究所)
税込価格 814円(本体価格740円)
内容 地熱発電、天然ガス、メタンハイドレート、オイルンド、レアアース……資源と環境の二大問題をセットで解説。世界の動きと日本の戦略。



 京都大学の超人気講義「地球科学入門」の実況中継第2弾。「自然災害」に続く今回のテーマは、これまた生活に直結する喫緊の課題として注目される「エネルギー資源」。

 東日本大震災をきっかけに袋小路に陥ったエネルギー政策。地球温暖化を防ぎつつ、安全で安価なクリーンエネルギーを求めるという究極の難題にぶつかった。世界が資源探査や技術開発に積極的に動くなか、「資源弱者」の日本人はいつまで国際情勢に翻弄されつづけなければならないのか?

 地熱発電、天然ガス、メタンハイドレート、オイルサンド、レアアース……よく耳にするニュースの本質を項目ごとにわかりやすく解説。原子力発電はいったいどうなるのか? 石油ははたしていつ涸渇するのか? だれもが抱く疑問に答え、正しい判断を下すために不可欠な基礎知識を教えよう。

 後半では貴重な地下資源を生み出してきた地球史もおさらいしながら、エネルギーと環境の二大問題をセットで考える。