[新訳]日暮硯
発売日
2013年10月11日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-81485-8

[新訳]日暮硯
藩政改革のバイブルに学ぶ人の動かし方

著者 河合敦編訳 《作家、歴史家》
主な著作 『世界一おもしろい江戸の授業』(二見文庫)
税込価格 1,045円(本体価格950円)
内容 「仁政」を施し、藩の財政を建て直した、信州松代藩の家老・恩田木工の采配が現代社会に伝えるものとは。



 一説では米沢藩中興の祖・上杉鷹山よりも藩政改革の手腕に長けていたといわれる、信州松代藩の家老・恩田木工。

 俸禄未払いや、強硬な年貢の取り立てに対して不満を抱いていた藩士や領民は、虚言続きの藩に忠義の心はなかった。そこで、木工は、「今後一切嘘をいわない」という宣言をし、自ら質素倹約を実行。その徹底ぶりが領民の心を動かした。

 また不正があれば、落ち度を責める前にまずシステムを調べ、諸制度の煩雑さゆえ不備が頻発すると判断した場合は、その仕組みを改めるなど、「仁政」で藩財政を建て直した。

 わずか5年で、破綻寸前の財政再建を成し遂げた恩田木工の型破りな手法とは!?