神の心の発見
発売日
2015年10月20日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-82703-2

量子論から解き明かす
神の心の発見
第二の文明ルネッサンス

著者 岸根卓郎著 《京都大学名誉教授》
主な著作 量子論から解き明かす「心の世界」と「あの世」』(PHP研究所)
税込価格 2,090円(本体価格1,900円)
内容 量子論的思考から、心の奥深い領域に踏み込んで行くと宗教に辿り着く。そこで著者が発見した神の心の正体とは。



 本書は、87歳にしてなお、学際学者の最先端にある著者が、「神の心とは何か?」という究極の命題に挑んだ、驚嘆の書下ろしである。デカルト以来、西洋の近代科学では、「見えない理解不能な心の世界」については研究しないことになっており、その面の考察は、もっぱら宗教の独壇場となってきた。しかし、西洋科学が「非科学的」としてきた心の世界が、あらたな科学ともいうべき「量子論的唯我論」の登場により、現代では、科学的研究が不可欠なものとなっている。若き日より、「心の世界の科学」「見えない世界の発見」「宇宙の意思のありか」を探求しつづけてきた著者は、今回、科学の成果と、宗教の成果の融合を目指して深耕し、「神の心の正体は、人間の死生観にある」という結論を導き出す。広い領域にわたる学問知識を総合して、その結論に至りゆく過程は、読者を感動させてやまないであろう。「心の時代」である今、読み逃せない論考である。