iPS細胞が医療をここまで変える
発売日
2016年07月15日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-83095-7

iPS細胞が医療をここまで変える
実用化への熾烈な世界競争

著者 山中伸弥監修 《京都大学iPS細胞研究所所長》
京都大学iPS細胞研究所著
主な著作 『iPS細胞の世界』(日刊工業新聞社)
税込価格 902円(本体価格820円)
内容 iPS細胞による再生医療や新薬の実用化に向け加熱する世界の開発競争を、京都大学iPS細胞研究所が詳報。課題と夢の未来像が明らかになる!



 ハーバード、スタンフォード、ケンブリッジ……世界の研究最前線の現場をレポート。

 山中伸弥博士がマウスiPS細胞の作製成功を発表したのは2006年のことだったが、それからiPS細胞を用いた再生医療や薬の開発は、加速度的に進んでいる。これまでは日本がリードしてきたが、しかし世界各国の追い上げも急だ。

 本書では、実際に各国でiPS細胞関連の研究をしている著名な研究者を訪ね、ルポルタージュ形式で研究最前線をレポート。病気やケガで苦しむ患者を一日でも早く治すため、そしてまだ見ぬ生命の謎を解き明かすため、果敢なる挑戦を続ける世界の研究者たちの姿を浮き彫りにする。また、代表的な疾患について、iPS細胞を用いた最先端研究の進捗状況を紹介し、iPS医療実現への道のりを探る。

 世界的な大競争の中、日本はリードを守れるのか? “夢の医療”の実現への希望と課題を浮かび上がらせる書。