美貌のひと
発売日
2018年06月15日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-84076-5

美貌のひと
歴史に名を刻んだ顔

著者 中野京子著 《ドイツ文学者、西洋文化史家、早稲田大学講師》
主な著作 『怖い絵』(角川書店)
税込価格 1,012円(本体価格920円)
内容 絵画のなかのあの美しいひとは……。美が招くのは至福か破滅か。ベストセラー作家が、気になる名画の奥に潜む人間ドラマを読み解く。



 美が招くのは幸運か破滅か? 肖像の奥に潜む、秘められたドラマとは。

 絵画のなかの美しいひとたちは、なぜ描かれることになったのか。その後、消失することなく愛でられた作品の数々。本書では、40の作品を中心に美貌の光と影に迫る。

 ――美を武器に底辺からのし上がった例もあれば、美ゆえに不幸を招いた例、ごく短い間しか美を保てなかった者や周囲を破滅させた者、肝心な相手には神通力のなかった美、本人は不要と思っている美、さまざまですが、どれも期待を裏切らないドラマを巻き起こしています。それらエピソードの数々を、どうか楽しんでいただけますよう。(「あとがき」より)

 《本書の構成》
●第1章 古典のなかの美しいひと 
●第2章 憧れの貴人たち 
●第3章 才能と容姿に恵まれた芸術家 
●第4章 創作意欲をかきたてたミューズ