書籍
- 発売日
- 2018年12月14日
- 判 型
- 新書判並製
- ISBN
- 978-4-569-84192-2
吉田松陰『孫子評註』を読む
日本「兵学研究」の集大成
著者 | 森田吉彦著 《大阪観光大学教授》 |
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主な著作 | 『兵学者 吉田松陰』(ウェッジ) |
税込価格 | 1,188円(本体価格1,080円) |
内容 | 江戸期の孫子研究を集大成した、吉田松陰の真の主著を読解。本当の『孫子』の読み方から明治維新への影響まで、すべて判明する快著。 |
松陰が教える本物の『孫子』。松下村塾での幻の授業がよみがえる。
吉田松陰は長州藩の兵学師範であり、『孫子』は座右の書であった。その松陰が最晩年に松下村塾で講義し、遺したのが『孫子評註』である。
この書は、松陰が、江戸期の『孫子』研究を集大成しつつ、欧米列強が迫る時勢もふまえて読み解いたものであり、まさに、生涯を賭けて到達した「本当の主著」といえる。高杉晋作、久坂玄瑞ら松下村塾の教え子たちの維新戦略の淵源も、この『孫子評註』にあった。
実は、『孫子』の思想の意味するところは、具体例に当てはめて考えなければ腑に落ちないことも多い。だが、事例の選択を誤れば、まったく見当違いの話にもなりかねかねない。その点、吉田松陰が真摯に取り組んだ解釈を一つの手がかりとすることで、『孫子』を一段深く理解することができるようになるのである。
日本周辺の安全保障の危機がかつてないほどに高まる今、改めて手に取り、学びたい、日本人のための『孫子』研究の決定版。
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