住友を破壊した男
発売日
2019年02月28日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-84254-7

住友を破壊した男
伊庭貞剛伝

著者 江上剛著 《作家》
主な著作 怪物商人』、『翼、ふたたび』(PHP研究所)
税込価格 2,090円(本体価格1,900円)
内容 すごい男がいた! 住友財閥を破壊する覚悟で改革を行った、第二代総理事・伊庭貞剛の知られざる生涯を描いたノンフィクションノベル。



 この男なくして、「住友」は語れない。

 絶対的権力者の専横、目先の利益を追う者たち……すべてを破壊せねば、再生はできない。危機に瀕した住友を救った“住友中興の祖”伊庭貞剛の、知られざる生涯に迫る感動のノンフィクション・ノベル。

 住友家二代目総理事として住友銀行創設などの英断を下し、“住友中興の祖”とよばれた伊庭貞剛。彼の人生は、波乱に満ちたものであった――。幕末、志士として活躍したのち、新政府に出仕して司法界に。その後、叔父であり、住友家初代総理事の広瀬宰平に招聘され、住友に入社する。しかし当時の住友は、別子銅山の煙害問題を抱え、さらには宰平の独断専行が目にあまるほどであった。住友財閥の中にありながらも、住友を破壊せんばかりの覚悟を持って改革に臨んだ企業人を描き切った、傑作長編小説。