なぜ共働きも専業もしんどいのか
発売日
2019年06月14日
在 庫
在庫あり
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-84312-4

なぜ共働きも専業もしんどいのか
主婦がいないと回らない構造

著者 中野円佳著 《ジャーナリスト、東京大学大学院博士課程》
主な著作 『「育休世代」のジレンマ』(光文社新書)
税込価格 968円(本体価格880円)
内容 「育休世代」が仕事との両立でぶち当たる壁とは。「専業主婦がいないと回らない社会」をキーワードに、ワークとライフを巡る現状打開策を探る。

【「東洋経済オンライン」ジャーナリズム賞受賞! 上野千鶴子さん推薦】

 シンガポール在住、現在は日本とシンガポールを行き来しながら活動する著者が、日本の働き方の矛盾に斬りこんだ本書。
●仕事と家事・育児の両立にいっぱいいっぱいの共働き家庭 
●家事・育児の責任を一手に背負い、逃げ場のない専業主婦 
●「稼ぎ主プレッシャー」と滅私奉公的働き方を課された男性

 こうした「共働きも専業もしんどい」状況は、じつは日本社会の「主婦がいないと回らない構造」が生み出していた。

 長時間労働や無制限な転勤など、終身雇用・年功序列という制度で回してきた「日本のサラリーマンの働き方」。

 これらの制度は、主婦の妻が夫を支える前提で作られている。

 専業主婦前提の制度は、会社だけではない。丁寧すぎる家事、保育を含む教育への予算の低さ、学校の仕組み……問題は社会の様々なところに偏在し、それぞれが絡み合って循環構造を作っている。

 「女性が輝く社会」というスローガンがむなしく聞こえるのは、この構造が放置されたまま、女性に「働け、輝け」と要請しているから。

 ギグ・エコノミーや働き方改革、多様化する働き方は、循環構造を変える契機になり得るのか。

 日本の「主婦がいないと回らない構造」を読みとき、その変化の兆しを探る。

 「東洋経済オンラインアワード2018」でジャーナリズム賞を受賞した好評連載に大幅加筆のうえ、書籍化。