面白くて眠れなくなる江戸思想
発売日
2024年09月26日
概ね、この2日後に書店店頭に並びます
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-85764-0

面白くて眠れなくなる江戸思想

著者 橋爪 大三郎著
主な著作 面白くて眠れなくなる社会学』(PHP研究所)
税込価格 1,760円(本体価格1,600円)
内容 あなたが江戸時代に生まれていたら、何を考え、何を残し、何に共感していただろう? 12人の事績に学ぶ江戸思想のワンダーランド。



 なぜ日本は急速に近代化し、奇蹟のような発展を成し遂げたのか。

 私は思う。江戸時代の人びとは、自分なりの思索を深め、やがて訪れる新しい時代に備えていた。でもそれは、誰が主役かという話ではない。日本全体がチームとして頑張っていた。日本にしかできないやり方で、世界に通用する、大事な課題と格闘していた。これをひとまとめにして、「江戸思想」と呼ぼう。(中略)江戸時代、志があっても不遇な、健気な若者たちがいた。彼らのおかげで、いまの時代の土台が築かれた。そのことをどうしても伝えたくて、若い世代の人びと(特に中高生のみなさん)に向けて、江戸思想の「入門書」を書かねばと思った。(本書「おわりに」より)

 徳川光圀、藤原惺窩、林羅山、中江藤樹、熊沢蕃山、契沖、伊藤仁斎、荻生徂徠、富永仲基、賀茂真淵、本居宣長、上田秋成の12人が織り成す、江戸思想のワンダーランドへ。