望遠鏡の大研究
発売日
2025年11月20日
概ね、この2日後に書店店頭に並びます
判 型
A4判変型上製
ISBN
978-4-569-88244-4

望遠鏡の大研究
天体観測の歴史と驚異の大宇宙

著者 縣 秀彦監修 《国立天文台 天文情報センター 准教授》
主な著作 『面白くて眠れなくなる天文学』(PHP研究所)
税込価格 3,850円(本体価格3,500円)
内容 約400年前に発明され、今や宇宙の始まりの姿をとらえようとしている望遠鏡。その歴史と成果を美しい天体写真とともに紹介。



 400年巨大化を続け、地上から宇宙へ!

 「もっと遠くを見たい!  宇宙を知りたい!」。約400年前、ガリレオによってはじめて天体観測に使われた望遠鏡は、人類の「知」への渇望が原動力になって巨大化し、電波望遠鏡、宇宙望遠鏡へと進歩してきました。そして、私たちは今、130億光年以上はなれた、ビッグバン(宇宙の始まり)直後の宇宙の姿を見ることができます。望遠鏡の進歩の歴史と現状を、美しい天体写真とともに紹介します。

 第1章 宇宙の光と天体観測

 宇宙からとどく見える光と見えない光/宇宙の位置と宇宙の構造、大きさ/膨張を続ける宇宙と天体観測/章末コラム:太陽の光と生き物の眼

 第2章 地球から観測する望遠鏡

 望遠鏡はなぜ、遠くが大きく見えるのか/屈折望遠鏡の発明とガリレオの偉業/反射望遠鏡の特性と、ニュートンの功績/知りたいコラム:天体望遠鏡の基礎知識/望遠鏡はどんどん巨大になっていった/日本の大型望遠鏡がとらえた宇宙の姿/宇宙電波の発見と、電波望遠鏡の巨大化/地球サイズの口径を実現した望遠鏡/知りたいコラム:次は、超大型地上望遠鏡/章末コラム:ゆらぎを補正する補償光学

 第3章 宇宙で観測する望遠鏡

 宇宙望遠鏡の特長とその種類/ブラックホールをとらえたX線宇宙望遠鏡/X線宇宙望遠鏡がとらえた太陽と宇宙/ビッグバンの残光をとらえた電波宇宙望遠鏡/地球上空550kmを周回する可視光望遠鏡/ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた宇宙/150万km先の宇宙で観測する赤外線望遠鏡/ウェッブ宇宙望遠鏡がとらえた宇宙/知りたいコラム:系外惑星をさがす望遠鏡/望遠鏡を身近に感じる