後宮の月は、南天に舞う
発売日
2021年05月11日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-90099-5

後宮の月は、南天に舞う
臥龍城の奸臣

著者 柏てん著 《作家》
主な著作 『京都伏見のあやかし甘味帖』(宝島社文庫)
税込価格 770円(本体価格700円)
内容 皇帝が殺され、混乱する後宮を男装して脱出した少女。やがて彼女は、仲間とともに皇帝暗殺の真相に迫る――。中華後宮ミステリー。



 先帝に寵愛(ちょうあい)されていた文姫は、帝位を簒奪(さんだつ)した現帝から守るため、娘の昭月(しょうげつ)を仕人(つかえびと)・宋娥(そうが)に託す。男装をし、宦官(かんがん)として後宮に匿われていた昭月だったが、正体を知られそうになり、宋娥によって城外へ逃れた。初めて体験する市井の暮らしで、友を得る悦びを知る昭月。しかし、そんな彼女の元へ宋娥の死の報せが届く。そして宮廷で奢侈(しゃし)の限りを尽くす、昭月と名乗る女の噂も……。

 陰謀と恋が渦巻く中華後宮浪漫。

 文庫書き下ろし。