頁数/仕様
128ページ / 縦:21cm 横:14.8cm
初版
2019年10月
在庫
在庫あり

女性なら知っておきたい 女性の脂質異常症

心筋梗塞や脳梗塞などの原因となる動脈硬化を招く脂質異常症について、女性が知っておくべき知識と予防・改善法を解説。注目の新指標「non-HDLコレステロール」も紹介。
著者(肩書) 岡本亜紀《医療法人社団OKM 岡本内科クリニック院長》
主な著作 『女性なら知っておきたい“女性の糖尿病”』(PHP研究所)
税込価格 1,320円   (本体価格:1,200円)
対象 一般
頁数/仕様 128ページ / 縦:21cm 横:14.8cm
初版 2019年10月

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私は現在、東京都江東区で糖尿病、脂質異常症、高血圧などの生活習慣病を専門としたクリニックを開設し、ひと月に1500人以上の患者さんの診療にあたっています。
東京女子医科大学を卒業後、私は糖尿病を学ぶため、日本で有数の糖尿病専門機関である東京女子医大糖尿病センターに入局しました。その施設には、全国から重症の糖尿病合併症を患った患者さんが多くいらっしゃり、たくさんの研鑽を積む機会を得ました。
糖尿病特有の合併症といえば、失明の可能性もある網膜症、透析に至るケースもある腎臓病、また下肢切断につながる足壊疽などを真っ先に思い浮かべるかと思います。しかし、糖尿病の方の寿命を縮めているもっとも重篤な合併症は、心筋梗塞、脳梗塞なのです。
糖尿病の方は、そうでない方の2~3倍、心筋梗塞、脳梗塞になる確率が高く、そのため平均寿命も約10年短くなっています。心筋梗塞、脳梗塞の危険因子として、糖尿病以外に脂質異常症、高血圧、喫煙などが挙げられ、私たち専門医には、血糖の管理だけにとどまらず、脂質、血圧の厳格な管理、また、禁煙指導も求められます。そうした背景の中で、糖尿病患者さんの寿命を少しでも長くすべく、動脈硬化症の進展予防、脂質管理に、日々尽力しています。
女性は、更年期頃からエストロゲンの低下によりコレステロール値が高くなりやすい現状があります。糖尿病の方が脂質の厳格な管理を必要とすることはご理解いただけますが、一般の、特にリスクの低い女性の脂質管理についてはどうでしょう?
近頃は、女性の脂質管理は厳格に行わなくてもよい、などと世間でいわれているのを耳にします。しかし、いったい何が本当で、何が間違っているのでしょうか?
その答えを求めて、健康診断で脂質異常を指摘された女性のみなさんが、当院にはたくさんお見えです。
本書が、日々悩んでおられる女性のみなさんの疑問や心配を払拭する一助となれば幸いです。  (「はじめに」より)

【プロローグ】女性であることを過信しないで
・女性は“低リスク者”というけれど…
・女性のコレステロール値は“少し高め”でも大丈夫?
・一人ひとりに合った「オーダーメード医療」を

【PART1】女性のライフステージと脂質異常症
・女性の体を支配する「エストロゲン」とは
・女性のライフステージとエストロゲンの変化
・女性のリスクは男性より遅れてやってくる
・コレステロール値を下げると死亡率が上がる?
・女性に多いこんな習慣が脂質異常症をまねく

【PART2】知っておきたい脂質異常症の基礎知識
・「脂質異常症」ってどんな病気?
・血液中の「脂質」ってどんな物質?
・上げたほうがいいコレステロール値がある
・増えすぎたLDLがまねく動脈硬化
・HDLには動脈硬化を抑制する働きがある
・“超悪玉”のコレステロールって何?
・動脈硬化以外の病気のリスクも高まる
・こんなこと思い当たりませんか? 脂質異常症リスクのチェックリスト

【PART3】脂質異常症の診断と治療
・脂質異常症の診断基準は?
・数値だけではわからない動脈硬化のリスク度
・動脈硬化を調べる検査
・脂質異常症を引き起こす病気
・脂質異常症の一次予防と二次予防
・脂質異常症の食事療法
・脂質異常症の運動療法
・脂質異常症の薬物療法
〈コラム〉薬の副作用を過剰に心配しないで
〈コラム〉脂質異常症以外の動脈硬化のリスク要因

【PART4】薬に頼らず動脈硬化症を予防・改善する方法
・脂質異常症を改善する生活習慣
・肥満の予防と解消に努める
・脂質異常症を改善する「基本の食べ方10カ条」
・脂質異常症を予防、改善する油のとり方、選び方
・動脈硬化対策にはEPAとAAの比率が重要
・“体にいいオイル・悪いオイル”の落とし穴
・コレステロールの多い食品を食べすぎない
・食物繊維を最初に食べる
・有酸素運動とレジスタンス運動を組み合わせる
・「プラス10㎝ウォーキング」がおすすめ
・ひざを傷めない「つかまりスクワット」
・プールで2種類の運動を同時にこなす
・日常動作のなかでできるだけ“動く”
〈コラム〉女性のみなさん、がんばりすぎないで!