頁数/仕様
128ページ / 縦:21cm 横:14.8cm
初版
2020年6月
在庫
在庫あり

薬に頼らず血圧を下げる! 1回1分 降圧これだけポーズ

高めの血圧を改善・安定させ、いつでも・どこでも・誰でもできる簡単ポーズを紹介。筋肉のコリやイライラなどの不調を解消しながら血圧を安定させるポーズもあわせて紹介。
著者(肩書) 長島寿恵《薬剤師・健康運動指導士》
監修:板倉弘重《医学博士・品川イーストワンメディカルクリニック院長》
主な著作
編集等
税込価格 1,430円   (本体価格:1,300円)
対象 一般
頁数/仕様 128ページ / 縦:21cm 横:14.8cm
初版 2020年6月

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「高血圧は家系でもあるし、血圧が高いのは仕方がない」――あなたはそんなふうに、何もせずにあきらめてはいませんか?
家事も仕事も忙しく、血圧が上がっても健康に気を遣っている時間も余裕もない。
トレーニングに通ったとしても、そのときはよいけれども、少し油断するとまた元に戻ってしまって、その繰り返し……。そのように思っている方も、決してがっかりしないでください。そんなみなさんに、本書がお役に立ちます。体質は変えることができます。家系や遺伝とあきらめず、あなたの人生をしっかりと生きてください。

体を動かす時間は短くて結構、1回1分もあれば充分です。ダラダラと時間をかけるより、その1分を、大事に、丁寧に行なったほうが、はるかに効果があります。
いくら「人生100年時代」と言われても、時間には限りがあります。できるだけ早く健康を取り戻していただきたいと願い、1日6回1分行なうことで体と心のメンテナンスができる「降圧これだけポーズ」を、本書では紹介しています。

「降圧これだけポーズ」は、「時間が与えてくれるチャンス」を有効に活用しています。「時間が与えてくれるチャンス」とは、どういうことでしょうか?
漢方医学では、それぞれの内臓(五臓六腑)に「活性化される時間帯」があると考えられています。その時間をうまく利用して体操をすると、内臓(五臓六腑)のバランスを整え、自然治癒力を高めることができるのです。
この考え方を援用して考案したのが、からだ調整「時間体操」なのですが、さらにそのエッセンスを、特に高血圧改善のためにアレンジしたのが、本書で紹介する「降圧これだけポーズ」と「不調解消これだけポーズ」です。
地球の公転と自転によって時間が刻まれ、それに合わせて私たちの内臓(五臓六腑)も働きます。1日を通して、地球の動きに合わせて、私たちが元気になっていくと思うと、うれしくなります。
家事をしながら、おしゃべりしながら、仕事中に、あるいは寝る前に、というように、日常生活の中で行なっていただくことができ、「がんばって運動しなければ」というプレッシャーからも解放されることになります。

一般的に行なわれている健康づくりの運動は、筋力や体力をつけるものが中心と思われます。西洋医学に基づくトレーニングは、理論優先の傾向があります。それに対し、まずは結果を出すことを重要視する、武道の考え方や体の使い方を基礎に据えて、本書ではお伝えしています。

私はかつて、漢方薬局やドラッグストア、調剤薬局などで働いていたことがあります。それと並行して、ストレッチ体操、リズム体操などの体操教室のインストラクターも務めていました。
教室に来られる生徒さんは、みなさん張り切って、その時間を満喫して帰宅されます。体操教室は運動の場であるとともに、コミュニケーションの場でもあります。最近では、自治体で行なわれる健康教室において、みんなで楽しく目標に向かい、健康診断の数値にも短期間でよい効果が現れています。
しかし、誰もが体操教室に参加できるというわけではなく、大勢で行なうのが苦手な方や、そのような時間をとることができない方も、たくさんいらっしゃいます。そういう方々でも気軽に取り組めることを考案しました。

「降圧これだけポーズ」とあわせて行なっていただきたいのが、毎日の活動によって生じる不快な症状を緩和し、かつ、血圧の状態改善にも効果的に作用する「不調解消これだけポーズ」です。
体に現れるさまざまな症状は「悪いこと」ではなく、「体からのサイン」であることが多いものです。したがって、腰の痛みが出たとき、目が疲れて頭痛が生じたときなど、さまざまな不快症状に対しても、すぐに薬で抑えようとするのではなく、まずは「不調解消これだけポーズ」を行なってみましょう。それは、未病を治す(健診数値の異常や、病気などになって現れる前に防ぐ)ことにもつながります。

人生100年時代、体の調子はさまざまに変化します。無理をせず、地球の動きに合わせて時間を上手に使い、楽しく実践していただけたらと思います。  (「はじめに」より)

【PART1】「血圧」について知っておきましょう
・更年期の血圧ケアで「人生100年時代」を楽しむ 
・血圧は元気な体を維持するための活力源
・高血圧の大半は本態性高血圧
・サイレントキラーからサイレントウィナーへ
・メタボリック・シンドロームの怖さ
・健康診断の基準値に振り回されない
・薬について知っておいてほしいこと
・運動のメリットとデメリット
・自然のリズムと血圧は連動している
・現代の生活は自然のリズムに合わせにくい
・毎日こまめに養生することが大事
・日常生活が「大切なお稽古の場」

■降圧これだけポーズ
1.「中指さすり」でゆっくり始動
2.「お耳ひっぱり」で心身をクリアに
3.「うなーじー」で疲れをいったんリセット
4.「肩甲骨のばし」で気分転換
5.「足さすり」で血液循環を促進
6.「腰のばし」で睡眠の質を向上

■不調解消これだけポーズ
1.おでこさすり
2.目玉ストレッチ
3.胸さすり
4.ひじまわし
5.わきのばし
6.エア素振り
7.腰まわし
8.腰トントン

【PART2】血圧を下げる! 降圧これだけポーズ
■降圧これだけポーズ
1.中指さすり
2.お耳ひっぱり
3.うなーじー
4.肩甲骨のばし
5.足さすり
6.腰のばし

■不調解消これだけポーズ
1.おでこさすり
2.目玉ストレッチ
3.胸さすり
4.ひじまわし
5.わきのばし
6.エア素振り
7.腰まわし
8.腰トントン

■これだけポーズもうひとつ
・大きくフーッ!

【PART3】「血圧を下げる生き方」を実践しましょう
・生活習慣を見直すと血圧を下げるヒントが見えてくる
・血圧が上がったことを“宝物”に変える「心の持ち方」
・「腹式呼吸」のススメ
・よい姿勢で「不動の心」を養う
・次々とやってくるストレスにどう対応するか
・武道に学ぶウォーキング
・「塩分」を正しく理解する
・体によい自然海塩をありがたく頂戴する
・「ひと手間」かけた調理法で塩分を減らす
・野菜をしっかり食べる
・毎日食べたい「大根おろし」
・油の種類と摂り方に気をつける
・5大栄養素の上手な摂り方
・血圧を下げる食事「4つの心得」
・大欲を持てば「自ら治す力」が高まる
・中高年からの「生き方改革」