頁数/仕様
152ページ / 縦:21cm 横:14.8cm
初版
2022年6月
在庫
在庫あり

1週間でからだが変わる いちばんやさしい気血養生

疲れやすい、目がかすむ、カゼをひきやすい、物忘れや勘違いが多くなった、肌のくすみやシミ、シワがきになる……。まずは1週間、「気」と「血」を補う生活をはじめてみませんか。
著者(肩書) 瀬戸佳子《国際中医薬膳師》
ツボ指圧監修:瀬戸郁保《鍼灸師、国際中医師、源保堂鍼灸院院長》
主な著作 『心と体が整う  「おうち薬膳養生」12か月』(PHP研究所)
編集等
税込価格 1,430円   (本体価格:1,300円)
対象 一般
頁数/仕様 152ページ / 縦:21cm 横:14.8cm
初版 2022年6月

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「疲れがとれず、毎日、体が重くてだるい」
「ちょっとしたことでイライラしたり、落ち込んだりしてしまう」
「よく眠れない」
「いつも手足が冷えている」
と、いつも何かしら不調を抱えているのに、病院へ行って検査を受けても「異常なし」で、医師に「気のせいでしょう」と言われて帰されてしまう。しまいには「歳のせい」「更年期だから」と言われ、モヤモヤと不安な気持ちだけが募る……。
あるいは、
「手足が冷えるのは体質だから、何をやっても変わらない」
「気分が落ち込むのは更年期のせいだから、しょうがない」
「疲れやすいのは私のやる気が足りないからだ」
などと言って、長引く不調やトラブルに耐え続けていませんか?
もしそうだとしたら、「体質だから」「もう歳だから」とあきらめるのは、とてももったいないことです。
なぜなら、みなさんが抱えている不調の多くは東洋医学で言うところの「気」と「血(けつ)」の不足が原因で、そしてそれを解決する方法があるからなのです。

自己紹介が遅くなりました。瀬戸佳子と申します。私は夫が営む鍼灸院で漢方相談を受けるかたわら、薬膳師として東洋医学の理論に基づいた食事指導も行っています。
鍼灸院にも、冒頭のような不調を抱えている人が多く訪れます。その大半は東洋医学で言うところの「血虚(血不足=貧血)」や「気虚(気不足)」がその症状に影響を与えています。でも、気や血を補う食生活に変えるだけでも症状が改善することがとても多く、みなさん「ラクになった」とおっしゃいます。
ならば、ひとりでも多くの人に気や血を補う方法をお伝えして、毎日をラクに明るく過ごしていただきたい、何歳になっても人生を謳歌していただきたい、その思いで本書をまとめました。少しでもみなさんのお役に立てたら幸いです。  (「はじめに」より)

【1章】その不調、「気」「血」が足りていないからかも
■東洋医学って、どんなもの?
・東洋医学と西洋医学の違い
・東洋医学はバランスを見る
・体は「気」「血」「水」でできている
■「気」って、どんなもの?
・体と心のエネルギー源
・気の5つの働き
■「血」って、どんなもの?
・体を構成する重要な要素
・血には「神」の気が乗っている
■気血の源「脾」
・気血生化の源
■気や血が不足すると……
・気虚とは
・血虚とは
・脾虚とは
・多くの不調は「気血両虚」が原因
■なぜ、気血が足りなくなるのか
・現代の生活は気血両虚に陥りやすい
・「体質」や「歳のせい」ではありません
■気血が「腎」を守る
・腎は「精」の貯蔵庫
・緊急事態に備えて気血を増やしておく
・若い頃から腎を守る生活を
■更年期症状の緩和に
・ホルモンバランスを司るのは「腎」
・肝腎のうるおいがなくなる
・気血不足は更年期症状を早める
・気血の充実が更年期症状に関係する

【2章】はじめてでも続けられる「かんたん気血養生」
■こんな症状、ありませんか?
・不足しているもの、弱っているところを知る
・気血セルフ診断(1)
・気血セルフ診断(2)
・気血セルフ診断(3)
■養生の基本は「毎日の食事」
・気血の需給バランスを整える
・量は足りている? 質は十分? 吸収されている?
・気血両虚に必要な食べもの
・気血を補い、脾をいたわるスーパーフード(1)“かつお節”
・気血を補い、脾をいたわるスーパーフード(2)“ローストビーフ”
・夏でも「温かいもの」を食べる
・気血両虚に生もの&生食はNG
・気血不足の悪循環を引き起こす、甘いもの
・「痰湿」が気血のめぐりを妨げる
・優先順位は「穀類」「肉類」「野菜」「果物」
・気血両虚 食べ方の基本7か条
■「子午流注」のリズムに則って暮らす
・朝ごはん抜きはNG!
・夜ふかし厳禁
■ツボを押して整える
・不調を感じたら、いつでもどこでもできる
・中国4000年の知恵からなるツボ療法
・ツボ押しのコツと注意点
■悩み改善「いちばんやさしい気血養生」
・「食事」「生活習慣」「ツボ押し」で改善
・症状(1)疲れやすくやる気が起こらない
・症状(2)目がかすみ、視力が落ちた
・症状(3)すぐお腹がいっぱいになるのに、甘いものは食べたくなる
・症状(4)肌の乾燥やシワが気になる
・症状(5)肌のくすみ、シミが気になる
・症状(6)物忘れや勘違いが多い
・症状(7)食後、すぐに眠くなる
・症状(8)寝つきが悪く、眠りが浅い
・症状(9)すぐに不安や心配事を見つけて考えすぎてしまう
・症状(10)季節の変わり目やちょっとしたことでカゼをひきやすく、治りにくい
・症状(11)冷え性だけど、暑さにも弱い

【3章】継続するために知っておきたいこと
■すべてをやる必要はありません
・「これならできそう」を見つけて、1つずつ
■だまされたと思って、とにかく1週間
・小さな体の変化を見逃さない
■自分をいたわる時間と心の余裕を
・一息つくことを忘れずに
■漢方薬とのつき合い方
・自己判断で使い続けるのは危険(葛根湯/小青竜湯/芍薬甘草湯/五苓散)
・一度、専門家に相談を
・やはり、養生も大事
《コラム》お灸のすすめ