頁数/仕様
128ページ / 縦:25.7cm 横:18.2cm
初版
2023年9月
在庫
在庫あり

篠原菊紀教授の
脳がどんどん若返る 1日1分!「脳トレ」366

「脳の若返り」はこれで決まり! 脳のアンチエイジング専門家・篠原菊紀教授が厳選した暗算や四字熟語、ナンプレや図形問題、パズル問題……1日1分で脳の若さを取り戻そう!
著者(肩書) 監修:篠原菊紀《公立諏訪東京理科大学教授》
主な著作 『1日1分! もの忘れがなくなる「脳トレ」366』(PHP研究所)
税込価格 1,210円   (本体価格:1,100円)
対象 一般
頁数/仕様 128ページ / 縦:25.7cm 横:18.2cm
初版 2023年9月

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●脳は年齢とともに進化する
人間の脳は、年をとればとるほど賢くなっていきます。20代よりも30代、40代、50代、60代、70代と年齢を重ねていくなかで、たくさんのことを経験し、学び、「知恵や知識」が大量に蓄積されていくからです。これを「結晶性知能」と言います。知恵や知識が豊富な高齢者の脳は、立派な脳だと断言できます。
その一方で、「記憶力や注意力」という「流動性知能」の部分に関しては、18~25歳くらいの間がピークであり、誰でも年齢とともにだんだん衰えていきます。40歳を過ぎると、衰えがさらに目立つようになります。そのため、「年をとると、どうしても脳の機能は衰えてしまうものだ」と思われがちです。
しかし、本当にそうなのでしょうか?
興味深い実験があります。スウェーデンのカロリンスカ研究所では、60~77歳の高齢者1260人を2つのグループに分け、グループAでは「脳トレ・運動・健康的な食事・血圧管理」などを実施しました。もうひとつのグループBでは健康相談のみ行ないました。果たして2年後の中間報告では、グループAの認知機能テストにおいて、全般的な成績がグループBと比べて25%もよかったという結果が出たのです。
このデータから、たとえ高齢であっても、「脳トレ・運動・健康的な食事・血圧管理」を長く継続することで、脳の機能が回復し、前述の「結晶性知能」を生かしやすい若々しい脳がつくれる、ということが言えます。

●各種の問題が脳の各部位を刺激する
人間の脳は、大きく4つの部位に分けられます。
これらのうち前頭葉は、記憶や情報を「一時的に保存」し、必要な答えを導いていく「ワーキングメモリ」としての機能も担っています。「脳トレ」は、基本的にはこのワーキングメモリを働かせることで、脳の機能の低下を防いでいく効果があります。
本書には、計算問題、言葉の問題、図形の問題、パズルの問題など、さまざまな種類の問題が366日分掲載されています。これらに取り組むことで、前頭葉をはじめとする脳のあちこちが刺激され、活性化され、少しずつ脳が「若さ」を取り戻していきます。
例えば「計算問題」を解いているときには、左の前頭葉や頭頂葉が活性化しています。「図形の問題」を解いているときには、右の前頭葉や頭頂葉が働いて、画像処理や空間認知を行なっています。「パズルの問題」では、言葉や文字の裏側にある意味を読み取る機能を持つ「角回(かくかい)」が働きます。「さがす問題」では、注意力が必要となるため、注意力に関係する前頭眼野(ぜんとうがんや)や 、下前頭回(かぜんとうかい)、頭頂間溝(とうちょうかんこう)、側頭頭頂接合部、補足運動野、帯状皮質(たいじょうひしつ)などが活性化されます。
そのほか、最近は多くの人がパソコンやスマホなどで文章を書くようになったため、「手で文字を書く手順」の記憶が薄れがちです。これに対して、例えば「漢字の書き取り問題」を解くことで、「漢字を書く」手順を思い出そうとして脳が活性化します。また、手を動かすことで、脳の運動野も働きます。
これらが総合して、脳の機能が少しずつ回復していくのです。

●毎日少しずつ、長く継続することが大事
脳への刺激は、毎日少しずつ与え続けることが重要です。本書をはじめ、多くの「脳トレ本」が問題と日数を紐づけているのは、「毎日続ける」ことに大きな意味があるからです。
本書の場合「1日1問1分間」という目安を設けています。人によっては解くのに1分もかからない問題も含まれていると思いますが、いずれにしても「制限時間を設けて取り組む」ことが大切です。時間を区切って自分を追い込むことによって、高い集中力が必要となり、集中することで余計に脳が活性化するからです。
そうしてまずは「1年間」、脳トレを継続してみてください。1年後、あなたの脳は、「記憶力や注意力」という「流動性知能」を少しずつ取り戻しはじめているはずです。もちろんそこで終わりではありません。その先もずっと、何らかの形で脳トレを続けてください。
また、スウェーデンの実験のところでも述べたように、脳トレだけでなく、運動や健康的な食生活、血圧の管理なども併せて行なうことが大切です。ウォーキングを習慣にしたり、野菜中心の食事にしたりするとともに、良質の睡眠をとれるよう工夫しましょう。
これをさらに2年、3年と続けていけば、脳も心身もさらに健康な状態をつくっていけるはずです。日々楽しみながら、笑顔で生活することも忘れないように。
それでは次のページで「本書の使い方」を確認したうえで、第1問目からチャレンジしてください!