人名事典

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ジズー・コーダー

(ZIzou Corder)
シングルマザーのルイーザ・ヤングと11歳の娘、イザベル・アドマコー・ヤングのペンネーム。「ジズー(ZIZOU)」は、イザベルが飼っているトカゲの名前からもらいました。本物は「ZIZU」というつづりですが……。これは、ルイーザとイザベルが2人で書いた、はじめての物語です。ルイーザは、6人きょうだいの5番目に生まれ、かつては『ピーターパン』の作者J.M.バリーが住んでいた家で育ちました。ケンブリッジ大学卒業後、フリーのジャーナリスト、作家になりました。7年前のある日、ルイーザが娘イザベルにいつもの読み聞かせをしているとき、イザベルに「次はどんな本が読みたい?」と聞きました。するとイザベルは「チャーリーの話が読みたい」と答えたのです。それから7年間の親子の語らいのなかで、娘イザベルがルイーザにストーリーを少しずつ語り、ルイーザが文章にして『ライオンボーイ』が生み出されたのです。そして、出版社に持ち込んだところ2億円という破格の契約が行なわれ、全世界にそのニュースが伝わりました。発売前に世界34ヵ国で翻訳出版が決定し、スティーブン・スピルバーグの「ドリーム・ワークス」が映画化の契約をして、脚本家が「アダムス・ファミリー」「シザー・ハンズ」を手がけたキャロライン・トンプソンに決定するなど、世界中で話題を呼んでいます。本書発売後には、「ニューヨーク・タイムズ」のベストセラーリストに入るなど、世界各国でベストセラーとなっています。
(データ作成:2005年)