人名事典

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小手鞠るい

(こでまり・るい)
1956年、岡山県生まれ。同志社大学法学部卒業。1981年、やなせたかしが編集長をつとめる雑誌「詩とメルヘン」の年間賞を受賞し、詩人としてデビュー。3冊の詩集を上梓する。1993年、「おとぎ話」(河出文庫『玉手箱』に収録)で「海燕」新人文学賞を受賞。2005年、『欲しいのは、あなただけ』(新潮社)で島清恋愛文学賞を受賞。2006年、『エンキョリレンアイ』三部作(現在、新潮文庫)がベストセラーとなる。2014年5月に刊行された、戦争と平和をテーマにした長篇小説『アップルソング』(ポプラ社)で新境地を開く。

その他の作品として、『誰もいない』(幻冬舎)、『九死一生』(小学館)、『海薔薇』(講談社)、『美しい心臓』(新潮社)など多数。また、2008年、原作を手がけた 『ルウとリンデン 旅とおるすばん』(講談社)でボローニャ国際児童図書賞を受賞。2011年に出版された『心の森』(金の星社)が、第58回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書に選ばれるなど、児童書の分野でも活躍している。ニューヨーク州ウッドストック在住。
(データ作成:2015年)