人名事典

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市川團十郎(十二代目)

(いちかわ・だんじゆうろう)
1946年、東京都生まれ。歌舞伎役者。日本大学芸術学部卒業。11代目圃十郎の長男として、1953年、市川夏雄を名乗り歌舞伎座で初舞台。その後、6代目市川新之助、10代目市川海老蔵を襲名。そして1985年、江戸歌舞伎最高位の名跡である12代目市川團十郎を襲名。同年のアメリカ歌舞伎公演にも参加する。1992年には初代團十郎が作・主演した『成田山分身不動』を290年ぶりに上演。急性前骨髄球性白血病のため入退院をくりかえすも、復帰後の2007年3月に歌舞伎公演としては初のパリ・オペラ座公演を成功させるなど、第一線で活躍を続ける。

その功績が認められ、日本藝術院賞、名古屋演劇ペンクラブ年間賞、眞山青果賞大賞、芸術祭賞(演劇部門、優秀賞)、菊池寛賞、フランス芸術文化勲章など受賞歴は数知れず、2007年4月には紫綬褒章を受章。

(社)日本俳優協会財務理事、文化審議会委員を務める。

(データ作成:2008年)