人名事典

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稲盛和夫

(いなもり・かずお)
1932年、鹿児島県生まれ。鹿児島大学工学部卒業。京都の碍子メーカーである松風工業に就職。1959年4月、京都セラミック株式会社(現京セラ)を設立し、社長、会長を経て、1997年から名誉会長を務める。京セラ創業以来、事業の多角化とグローバル化を推進し、コア事業であるファインセラミック部品から、電子部品、切削工具、太陽電池、携帯電話、コネクタ、プリンター・複合機、通信事業へと新たな分野に挑戦の場を広げ、世界40カ国以上で事業を展開。京セラを経営していく中で、様々な困難に遭遇し、仕事や人生について自問自答しながら、「京セラフィロソフィ」を生み出した。1983年、若手経営者の依頼に基づいて、中小企業の経営者に経営のあり方を教える盛和塾をボランティアで始める。全世界に10,000人を超える塾生が集まっている。1984年、電気通信事業の自由化に即応し、第二電電企画株式会社を設立し、会長に就任。同年、私財を投じ稲盛財団を設立すると同時に「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰している。1997年には臨済宗妙心寺派圓福寺にて在家得度(出家をせずに仏弟子として修行を行う)を行った。2000年10月、DDI(第二電電)、KDD、IDOの合併によりKDDI株式会社を設立し、名誉会長に就任。2001年6月より最高顧問となる。2010年2月より、日本航空(JAL、現日本航空株式会社)会長に就任。代表取締役会長、名誉会長を経て、2015年4月より名誉顧問となる。自らの人生哲学と京セラの経営システムである部門別採算制度(アメーバ経営)を取り入れ、JALの再建を成功させる。

主な著書に『成功への情熱』『心を高める、経営を伸ばす』『稲盛和夫の哲学』『敬天愛人』(以上、PHP研究所)、『稲盛和夫の実学』『アメーバ経営』『高収益企業のつくり方』(以上、日本経済新聞出版社)、『生き方』『京セラフィロソフィ』(以上、サンマーク出版)、『働き方』(三笠書房)、『考え方』(大和書房)、また、自らの実体験を語った講話CD「稲盛和夫経営講話全集 全10セット」(京セラコミュニケーションシステム)がある。
(データ作成:2018年)