株式会社 建設ドットウェブ 代表取締役社長 三國浩明 様

 建設会社向け原価管理システム「どっと原価」シリーズの開発により、同分野のトップメーカーとしてひた走る建設ドットウェブ様。代表取締役社長の三國浩明様は、松下電器産業グループ(現パナソニックグループ)のご出身で、創業者・松下幸之助と同様、企業理念を大切にした経営が今日の躍進を導いたと明言されます。その成長の軌跡とは、7つの企業理念をベースにした社員教育とは、『PHP』を贈呈している地元への思いとは......。

 

独自の「経営ツール」でゆとりある企業づくりをサポート

  「どっと原価」シリーズは、小・中規模企業向けに構成され、業種を問わず幅広くお使いいただける原価管理システムです。使いやすさと柔軟性で業務の合理化と経営の効率化を両立し、ゆとりある企業づくりを支援してまいりました。
 私は前職から原価管理システムの開発に携わっていましたが、自ら開発したソフトを全国展開したいと願い、2001年、13名の開発メンバーとともに独立。数年はまさに火の車と言っていい状況が続きましたが、地道な顧客開拓により「どっと原価」シリーズが多くのお客様に愛され、建設業界向け原価管理ソフトの分野ではトップレベルにまで成長することができました。
 当社ソフトの特長は、何と言っても一社一社の要望にきめ細かく対応できるカスタマイズ機能にあります。「自社の管理資料フォーマットは変更したくない」「簡単にオリジナルの見積りをつくりたい」「帳票のレイアウトを長年使ってきたものと同じにできないか?」――既存パッケージでは難しかったこのような要望を、エクセルフリー機能を標準装備することで実現。他の追随を許さない使いやすさと柔軟な対応力で、全国の建設会社様から熱烈なご支持を得ることができました。
 秒進分歩と言われるIT技術の進化と、成長とともに複雑化する企業の変化との間には、絶えず「隙間」が生じるものです。そのわずかな隙間を埋めるのが当社の役割であり、より素晴らしい運用と企業の「見える化」を実現できることが最大の強みであると考えています。

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代表取締役社長の三國浩明様

 

企業理念による人材育成を経営基盤に

 ソフトの開発には、お客様の要望を「聞き出す」能力が求められます。社員一人ひとりがお客様のニーズを的確につかむことができるよう、当社ではとりわけ人材育成に力を注いできました。外注されることの多い定期採用時の新入社員研修においても、すべて内製化し、社員が講師となって3カ月間みっちりと現場指導した上で配属。その後は年末までOJT研修が続き、2年目には私が講師となって振り返り研修を行ないます。
 この振り返り研修は、7つの企業理念(顧客満足・技術向上・品質安定・少数精鋭・自己啓発・家庭幸福・社会貢献)に基づいたもので、1年目ではまだ「腹落ち」していない社員にも、繰り返しによって理解を深めることを目的としています。
 松下電器には、有名な「7精神」をはじめとするさまざまな経営理念があります。松下幸之助創業者の薫陶を受けてきた私にとって、理念は何より大切にすべきものであり、経営とは理念の実現以外の何物でもありません。
  当社では、企業理念をベースとした各研修に加え、毎週の全体朝礼でも必ずこの企業理念にふれているため、社員たちは日々それぞれの仕事の中で理念を行動に移すことができます。また、研修の場でディスカッションを繰り返すことによって、意見が出やすく、風通しのいい企業風土が醸成されます。全員が同じ価値観のもと、切磋琢磨し、互いの持ち味を伸ばし合う――ことほどさように、企業理念は大きな力を持っているものです。松下創業者は、誰よりも早くそう直観していたのでしょう。

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研修では若手社員からも積極的な発言が飛び交う

 

『PHP』で「素直な心」を

 当社は2012年から新卒者を定期採用しており、業容の拡大にともなって若い社員の比率も高まっています。私自身、『PHP』には松下時代から親しんでおり、松下幸之助創業者の思想や哲学とともに育ったこともあって、多くの方々に『PHP』を読んでほしいという思いはごく自然な流れでした。
 社名入りで毎月学校に届けられる『PHP』の贈呈については、もちろん当社のPRになるという面もありますが、それ以上に、学生の皆さんにとって、努力の大切さや人生の素晴らしさを学ぶことができる有用なテキストになると考えたからです。
 日々のミーティングや朝礼、さらには研修などの場において、私は今もあらゆる場面で松下創業者の話をしていますから、社員たちにとっても松下創業者は身近な存在です。その松下さんが創設した『PHP』を贈るということは、社員たちにとっても誇りになっていると思います。
 松下創業者の人間観・経営観を表すキーワードの一つに、「素直な心」という言葉があります。何ものにもとらわれない、強く正しく聡明な人生の歩みを可能にする心構えのことですが、私はその実践について、人の意見をしっかり聞き、自分の意見もしっかりと言うことだと考えています。この「素直な心」を大切にしていれば、技術的にも人間的にも必ず伸びることができますし、人から信頼され、大事にされる人になれると思うのです。『PHP』を読むことで、子どもたちにもぜひこの「素直な心」を身につけてほしいと願っています。
 人を育てるには、大変な時間と労力がかかるものです。学校教育の現場においても、『PHP』がその大きな手助けになるのではないか、そう感じていただけたら幸いです。

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2年に1度の社員旅行は社員による投票で行き先が決まり、2016年は台湾へ

 


インタビューにご協力いただいた建設ドットウェブ様、ありがとうございました。

※企業名、お役職は取材当時のものです。

【会社概要】

社  名  株式会社建設ドットウェブ

設  立  2001年1月

事業内容  個別原価管理システム開発・販売、運用コンサルティング

代 表 者  代表取締役社長 三國浩明 様

従業員数  63名(うち役員3名)

所 在 地  石川県金沢市

U R L  http://www.kendweb.net/

記事作成日:2018年3月5日

 

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