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月刊誌『PHP』とは~心を寄せあい、あたたかい社会を

月刊誌『PHP』とは
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月刊誌『PHP』は人生の応援誌!

立ち止まりたくなったときも、一歩踏み出したいときも。
きっとあなたの毎日にお役立ていただける雑誌です。

1947年創刊、「人生の応援誌」!

1947年創刊、「人生の応援誌」!

PHP研究所は「人類のよりよき未来のために」という願いのもと、昭和21年、松下幸之助によって創設されました。PHPとは“Peace and Happiness through Prosperity”の頭文字で、「物心両面の調和ある豊かさによって平和と幸福をもたらそう」という意味です。
月刊誌『PHP』はその機関誌として昭和22年に創刊。お互いが身も心も豊かになって、平和で幸福な生活を送る方策を、それぞれの知恵と体験を通して提案し考えあう場として、発刊を続けています。

月刊誌『PHP』はPHP活動の機関誌 PHP創刊号 月刊誌『PHP』創刊号(1947年4月)

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素直な心とPHP

素直な心になりましょう
素直な心はあなたを
強く正しく聡明にいたします

月刊誌『PHP』素直な心とPHP これは月刊誌『PHP』の目次ページに毎号掲げられている標語です。
松下幸之助は、PHP活動を始めた頃から素直な心の大切さを人々に訴え、みずからも素直な心になる努力を続けてきました。それは生涯の目標であったと言っても過言ではありません。
素直というと、おとなしく、何でも人の言うことをよく聞いて、よかれあしかれ、言われたとおりに動くことだと解釈される場合もあります。しかし、松下の言う「素直な心」は、もっと力強く積極的なものです。利害や感情、知識や先入観など、あらゆるものにとらわれず、物事をありのままに見る心です。
月刊誌『PHP』素直な心とPHP 従って素直な心になれば、物事の実相が見えてくる。何をなすべきか、何をなさざるべきかということもわかってくる。そこから、なすべきをなし、なすべきでないことをなさない勇気も湧いてくる。
さらには、寛容の心、慈悲の心も生まれて、人も物も一切を生かすような行き方が取れるようになる。また、どんな情勢の変化にも柔軟に対応ができ、日に新たな活動を生み出せる。だから、「素直な心はあなたを強く正しく聡明にする」と言い、お互いに素直な心の涵養、向上に努めなくてはならない、と松下幸之助は説き続けてきたのです。

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松下幸之助がPHPにかけた思い

松下幸之助は、困窮をきわめた世相を目の当たりにして、強烈な危機感をもってPHPを創設しました。その止むに止まれぬ思いの一端をご紹介します。

「困窮をきわめた世相を目の当たりにして……」

そのとき、ちょうど私が51歳のときでした。そのときの世相は、戦後の退廃した、窮乏した時代でありますから、非常に困窮をきわめておったんですね。国民生活の上に、いろんなかたちにおいて、いろいろ悲惨な状態が起こっておったんです。
それで、私は当時、松下電器の経営をやっていかなならん立場にあったんですけれども、それはまた大事な仕事であるけれども、一面に、こういうような世相、なぜ起こったんだろうかと、またそれを復旧していくという政治なり世間の動きというもので、私に腑に落ちないものがたくさんあったんです。それで、電気器具の製造という仕事をば、していくかたわらですね、人間として、社会人として、そういう面を考えてみなくちゃならんと、こういうふうに考えて、PHPの研究というものをやったわけです。
そのときに考えたのは、非常にこの荒んだ社会情勢というものは、なぜだろうか、ということを考えてみたんです。これが人間のですね、一つの避けることのできない姿であれば、これはこれでしょうがない、ということもありますが、しかし、ぼくはそのとき、そう考えなかったんです。どう考えたかというと、人間というものは、限りなき繁栄と平和と幸福というものを、原則として与えられているもんだと、こういうふうに考えたんです。
それがそのようにいかない、こういう悲惨な世相というものは、みずから人間が招いたもんである。本来は与えられておるものをみずから捨てておるんだ。で、そのことに気がついておらないと、こういうふうに考えたわけです。
そう考えてみると、やはり、この日本の悲惨な姿というものは、本来ありえないもんだ。それはみずから招いたもんである。人間の小賢しい知恵とか、また過ぎたる欲望にとらわれて、みずから壊しているんだ。そういうふうにも考えられる。
だから、そういう考え方を是正してですね、本来与えられているところの繁栄、平和、幸福というものを求めていく道を求めていったならば、必ず求められるにちがいないと、そういうようなことを、私は私なりに考えてみたんです。
これは一朝一夕にいかないけれども、また、われわれ自身の知恵才覚ではいかないけれども、幸いにして30億の人々がおるんやから、みんなの知恵を一つずつ、少しずつでも集めて、そしてそれを生かすことができたならば、それは叡智ともなる、神の知恵ともなる、ということに通ずるんやないかということで、じゃあひとつ、PHP研究、PHP運動というものを始めようということでやりかけたんです。
(昭和43年11月3日 PHP研究所創設22周年記念式典における講話より)

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