編集後記

★多くの人とかかわる忙しい日々では、ひとりになることの大切さを痛感します。人の意見や要望を聞くことも必要ですが、そればかりが多くなると自分を見失いかねません。すべてシャットアウトして過ごす時間を忘れずにいたいです。(丹)
★多良美智子さん(28頁)は取材の最後に「こんな平凡でおだやかな日々もあるんだとお伝えできたらうれしいですね」と語ってくださいました。今あるものに感謝しながら、無理せずマイペースに暮らしを楽しむ生き方、すてきだなあ。(桑)
★銀座で文壇バーを45年以上続けている水口素子さん(56頁)。お話をうかがっているだけで、昭和のころにタイムスリップしたかのように、華やかな空気が部屋いっぱいに満ちてきました。帰りたくない......銀座ママの魅力おそるべし!(横))
★昔から口下手なので、自分のペースで誰かと話したくて本を手にしてきたのかもしれないと、牟田都子さん(32頁)のエッセイを読んで思いました。みんなのペースに飲みこまれず、あなたの歩幅でいいと背中を押してもらえた気がします。(隈)
★新しい表紙には慣れていただけましたか? みなさまの感想が気になります。使いそこねた年賀状などがございましたら、ぜひアタマの腕試し(94頁)に挑戦してみてください! アンケートのご回答やご感想を編集部では心待ちにしています。(窪)

「ひとり」の時間がいい人生をつくる

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人づきあいが大変、他人ばかり優先して自分の時間がない......。そんなとき、「ひとりでいること」が心を癒やしてくれるはずです。反対に、頼れる人がいなくて心細い人やいつも誰かといないと不安な人は、「ひとり」のよさに目を向けてみませんか? 今月号はアイドル(NEWS)の小山慶一郎さん、作家の山崎ナオコーラさん、87歳のユーチューバー多良美智子さん、校正者の牟田都子さん、早稲田大学教授の石田光規さんにご登場いただき、さまざまな視点から「ひとり」を考えてみました。

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