書籍
- 発売日
- 1999年08月02日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-57304-5
日本史を操る 興亡の方程式
人と組織の運命を分けるもの
著者 | 中津文彦著 《作家》 |
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主な著作 | 『闇の法隆寺』(光文社) |
税込価格 | 607円(本体価格552円) |
内容 | 組織はどのようにして興り、栄え、滅びていくのか。歴史ミステリーに健筆をふるう筆者が、史上の具体例からその普遍的法則性を探る。 |
長い歴史のなかで繰り返された栄枯盛衰のドラマは、いかなる組織も決して永遠ではないことを私たちに教える。しかし、それでもなお繁栄を目指し、滅亡を回避しようと願うなら、やはり歴史上の具体例に学ぶしかない。 乱歩賞作家にして歴史ミステリーに健筆をふるう筆者は、鎌倉幕府・奥州藤原氏・甲斐武田氏・徳川幕府・帝国陸海軍などの事例から、「興隆の方程式」「滅亡の方程式」ともいうべき法則性をあぶり出す。組織が上り坂を駆け上がるとき、決まって「興隆の方程式」の条件が見られ、下り坂を転落するときも、必ず「滅亡の方程式」のパターンにはまっている。こうした視点を自分たちの組織に当てはめれば、「組織の予防医学」が可能なのではないか??筆者の問題提起は、たんなる歴史論のワクを超えて展開していく。 人と組織の運命の岐路を読み解き、明日への展望を提示した傑作評論。不況の嵐が吹き荒れる今日、多くの示唆を与えてくれる一冊である。
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