書籍

- 発売日
- 1999年09月01日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-57319-9
ジョン万次郎
日本を開国に導いた陰の主役
著者 | 星 亮一著 《作家》 |
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主な著作 | 『山口多聞』(PHP研究所) |
税込価格 | 681円(本体価格619円) |
内容 | 土佐の漁師の子として生まれ、出漁中に遭難してアメリカへ。11年後に帰国し、開国の陰の主役として大きな役割を果たした男の生涯。 |
人間には二通りのタイプがある。逆境に陥ったとき、絶望感に打ちひしがれ悲嘆の淵に沈むか、それともその“運命”を積極的に受け入れて立ち向かうか。 本書は、後者の道を選んだ幕末土佐の漁師中浜万次郎、またの名を“ジョン万次郎”の波乱の生涯を描く歴史長編である。 万次郎は出漁中に嵐に巻き込まれ遭難、アメリカの捕鯨船に救助されてそのままアメリカへ渡る。柔軟な頭脳で英語に習熟し西洋の知識を吸収。ゴールドラッシュに沸くカリフォルニアで大金を手にするなど、生来の才能を十分に発揮した。 しかし、鎖国政策を固持する日本への危機感をつのらせ、決死の覚悟で帰国。薩摩藩の島津斉彬や土佐藩の山内容堂らに重用され、幕府にも出仕した。そして坂本龍馬、福沢諭吉、勝海舟らにも多大なる影響を与え、日本の開国に大きな役割を果たした。 運命の荒波を自らの信念で乗り越えた万次郎の生き方こそ、現代人に求められているのではないだろうか。
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