反日的日本人の思想
発売日
1999年10月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-57327-4

反日的日本人の思想
国民を誤導した12人への告発状

著者 谷沢永一著 《関西大学名誉教授》
主な著作 紙つぶて 完全版』(PHP研究所)
税込価格 880円(本体価格800円)
内容 日本と日本人を卑しめ辱め、戦後日本をミスリードしてきた「進歩的文化人」12人を俎上にあげ、彼らの反日思想の源流を斬る快著。



 本書は、ベストセラーになった『悪魔の思想』の文庫化である。 日本という国家とその主体である日本国民を、限りなく卑しめ、蔑み、劣った者として罵り、国益を外国に売り渡す思想……。著者はそれを「悪魔」のような「反日的思想」と呼ぶ。 著者によれば、この「反日的思想」は日本の敗戦を契機にして、にわかに湧きだし、論壇を占拠した、いわゆる進歩的文化人たちによって、戦後50年の長きにわたって、日本と日本人を誤導してきたという。 本書は、進歩的文化の代表と目された大塚久雄、大内兵衛、丸山眞男、久野収、加藤周一、向坂逸郎、大江健三郎ら12人を俎上にのせ、そのポイントとなる発言を細かく引用、点検し、その思想の発生源に鋭く迫っている。「ああ源流はこれだったのかと、必ずやひざを叩いて頷いていただけるはず」と著者自らまえがきに記しているように、その迫りようは徹底的であり、その徹底さに快ささえ感じる、胸をすく評論である。