書籍

- 発売日
- 1999年12月01日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-57346-5
太平洋戦争の失敗・10のポイント
著者 | 保阪正康著 《ノンフィクション作家、ジャーナリスト》 |
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主な著作 | 『追いつめられた信徒』(講談社文庫) |
税込価格 | 734円(本体価格667円) |
内容 | 近代日本の矛盾がすべて凝縮され、日本人がありのままの姿をさらけ出した太平洋戦争。その失敗の本質を透徹した史眼で論じた傑作評論。 |
真珠湾攻撃に始まり、終戦の玉音放送に終わった太平洋戦争。国力のすべてを傾注して戦い抜いてた三年九ヵ月、しかしその結末はあまりに悲惨であった。大勢はすでに決しながら、多くの人的・物的損害を被ってなお遂行され続けた戦争。当時の戦争指導の諸相をつぶさに検証するとき、そこには近代日本の矛盾がすべて凝縮され、日本人のありのままの姿が見事にさらけ出されていると筆者はいう。 大局の見失い、希望的観測に終始し、精神主義に陥り、現場の実情を繰り返されたミスリードの数々。その萌芽は、すでに大戦果をもたらした真珠湾攻撃の段階からあった。とくに連合艦隊指令長官・山本五十六が戦死すると、問題点・矛盾は急速に先鋭化していく。 本書は、ミッドウェー敗戦、ガダルカナル撤退、アッシ島玉砕、インパールの惨劇といった代表的事例を中心に、10のテーマをもとに失敗の本質を鋭く分析、日本と日本人に痛切な教訓を投げかける力作評論である。
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