脳の不思議を楽しむ本
発売日
2000年01月05日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-57361-8

脳の不思議を楽しむ本
図解でわかる神秘のメカニズム

著者 横田敏勝監修 《滋賀医科大学名誉教授》
主な著作 『痛みと脳』(紀伊国屋書店)
税込価格 524円(本体価格476円)
内容 いまだに多くの謎につつまれている脳。本書は、その機能とメカニズム、言語との関わりなどを、わかりやすい文章と多数の図解で紹介。



 ひと昔前までは想像もつかなかった犯罪や凶悪事件などがクローズアップされている。時代性とも考えられるが、突き詰めていくと人間個人の考え方や感じ方に、その要因を求めることができる。ということは、つまり人間の思考・行動を司る「脳」に、すべての原因があるともいえるだろう。

 本書でも述べられているが、人間の脳はまだまだ未完成であるといわれる。このことが、実際に数々の社会問題を引き起こしているのである。

 本書は、このような身近でありながら、意外に知られていない脳の不思議と、最新の研究で明らかになってきた謎を、平易な文章と精緻なイラストで解説。

 「脳の始まりは小さな棒」「ニューロンがつくる脳の情報回路」「漢字とかなは、脳の別々の場所で読み分ける」など、興味深い話題が満載で、脳のしくみから働きまでが手にとるように理解できる。

 謎と神秘に満ちあふれた「ブレイン<脳>・ワールド」にあなたを誘う格好の入門書。