書籍

- 発売日
- 2000年10月02日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-57471-4
柳屋お藤捕物帳
著者 | 鳴海 丈著 《作家》 |
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主な著作 | 『髪結新三事件帳』(光文社文庫) |
税込価格 | 607円(本体価格552円) |
内容 | 江戸三大美人の一人・柳屋お藤が、冴える推理と真伝鬼倒流柔術をもって、次々に起きる怪事件を見事解決。艶・侠・快の傑作娘捕物帳。 |
本書の主人公は<笠森お仙>とともに江戸二大美人に数えられる柳屋お藤。十七歳の娘盛りにして、真伝鬼倒流の柔術を遣い、冴える推理で怪事件を次々に解決していくお侠なレディである。相棒として登場するのは岡っ引の五郎八。顔も躰も真ン丸で、曲がったことが大嫌いな好漢だが、早とちりがたまにきず、もちろんお藤にホの字の独り者、と、往年の捕物帳を彷彿させる設定となっている。
本書には四話が収められている。ある朝、旗本屋敷の門前に若い娘の生首が置かれていたという猟奇殺人の「処女の生首」事件、幼少の頃に行方不知になった大店の跡取り息子が、十三年後に突然二人も帰って来たという「二人の許婚」事件、筆屋の女主人の密室殺人「鮮血の湯殿」事件、そして、お藤や五郎八の目の前で起こった薬種問屋主人の毒殺「心の毒」事件である。それぞれに手の込んだトリックが仕掛けられ、謎解きの妙とスリルと艶が存分に楽しめる、娯楽作品である。
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