「日本経済」なるほど雑学事典
発売日
2001年06月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-57570-4

知っているようで知らない
「日本経済」なるほど雑学事典
経済効果の予測法から激安ハンバーガーの謎まで

著者 エンサイクロネット著
主な著作 『雑学全書』(光文社文庫)
税込価格 503円(本体価格457円)
内容 スカーフが売れ出すと不景気になるってホント? 広島で売れたものは全国的ヒットになるってホント? 日本経済の謎を集めた話のネタ。



 新聞やテレビで見聞きする経済の話題でも、正しい知識で理解しているかというと、どうもあやしくなる。

 例えば「利率」と「利回り」だ。利率とは、元本に対してある一定期間に支払われる金額の割合のこと。従って、年利のほか月利、日利もある。一方、利回りとは、国債のように価格が変動する債券で、額面価格が100円でも、経済状況によって100円以上、100円以下で取引されることがある。つまり満期まで持ち続けた場合、実際いくらの利益が出るかを基に計算したものが利回り、というわけだ。

 同様に、経済効果の予測法、大企業と中小企業の境界はどこか、激安ハンバーガーでも儲けが出るしくみなど、知ってはいるが詳しくは知らない、日本経済に関する知識を面白く紹介している。

 しかし、内容は個人金融資産のようなマクロ的な話題から、コーヒー一杯の原価はいくらかという超ミクロなものまで、話題は豊富。経済嫌いという人も十分楽しめる一冊だ。