おもわず人に話したくなる「日本語」の本
発売日
2001年08月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-57597-1

おもわず人に話したくなる「日本語」の本

著者 雅 孝司著 《日本語研究家、パズル作家》
主な著作 パズル大学』(PHP研究所)
税込価格 482円(本体価格438円)
内容 「浮気」と「不倫」はどう違う? 「叱る」と「怒る」の大きな違い?……など、身近な言葉にまつわる雑学とパズルで日本語を楽しむ。



 私たちは、「日本語」を普段、何気なくしゃべっている。そして、相手になんとなく通じてしまっているから、その言葉の意味や、その台詞の正否などを深く考えてみることはまず無い。

 本書は、そんな人々の盲点にあるさまざまな「日本語」のあやしさ、面白さを、存分に紹介した、雑学エンタテイメントである。

 内容には、たとえば、「『浮気』と『不倫』ってどう違うの?」と問われたら、あなたはどう答えるだろうか。「どういうのが「平等」でどういうのが「公平」なの?」と言われたらどうするだろう。童謡の『赤とんぼ』のシチュエーションを正しく述べられますか? はたまた、「『やおら』と『おっとり刀』ではどちらが緊急性があるの?」……などなど、言われてみれば「どうも自分の理解はあやしかったな」と考えさせられる項目が満載されている。

 各章末の日本語パズルも楽しい一冊である。