花のお江戸のタクシードライバー
発売日
2002年08月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-57774-6

やってみました!
花のお江戸のタクシードライバー
東大出てから15年、オイラの乗務奮闘記

著者 しゃけのぼる著 《タクシードライバー》
税込価格 649円(本体価格590円)
内容 東大卒、38歳、独身。太陽を求めて会社を飛び出したオイラは、気がつけばタクシーで都内を流していた……。抱腹絶倒の体当り乗務日記。



 東大出てから15年、深夜までサービス残業に明け暮れる日々に、「もう飽き飽きだ!」と会社を飛び出したオイラ。「家事手伝い」を肩書きにお気楽モードに突入、「明るい失業者」をめざしたはずが……。

 本書は、ふとした弾みでタクシードライバーの道に足を踏み入れた著者が、のんきでお人よしでちょっと知的な独特のキャラを暴走させて書き下ろした体当り乗務日記。悪戦苦闘の訓練生生活、ドキドキもんの新米ドライバー時代を経て、営業所では同僚たちとの楽しいおしゃべりの花が咲く。仕事の方は、長距離客ゲットのウキウキ走行があるかと思えば、空車の山と渋滞で「ヒマ」を持て余す日々がほとんど。でも何より、一度限りのお客さんとの数知れない出会いと別れにこそ、この仕事の醍醐味がある。そう、タクシーのなかは「人生の交差点」なのだ!

 のほほんエッセイとかわいいイラストで、タクシー運転手のすべてがわかる本(って、わかってどうする?)。