書籍

- 発売日
- 2002年08月01日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-57791-3
新編 実録・宮本武蔵
著者 | 早乙女貢著 《作家》 |
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税込価格 | 692円(本体価格629円) |
内容 | 「剣聖」宮本武蔵像はあくまで後世の創作であり、実際は出自も半生も謎だらけだ。新たな推察と仮説から浮かび上がる武蔵の実像とは。 |
来年2003年度のNHK大河ドラマが『宮本武蔵』に決定した。宮本武蔵といえば、一般的に剣の道を究めたストイックな剣豪というイメージが定着している。ところが今日の武蔵像は、あくまで後世の映画や小説などで描かれた創作イメージであり、実際は出自も半生も謎だらけの人物なのをご存じだろうか。
そこで、剣聖などと崇め奉る現代日本人の武蔵像に異議を唱えるのが、練達の歴史作家である著者だ。本書では、古今の幅広い資料に基づき、新たな仮説と推察によって、武蔵の実像に迫るべく謎解きを試みている。
例えば、武蔵は本当に日本一の剣豪だったのか。武蔵が負けなかったのは相手が格下の者が多かったから。吉岡憲法や佐々木小次郎は有名剣客だが、吉岡の実力は疑わしく、小次郎に至っては巌流島の時、すでに七十歳近い老人であったらしい。老醜晒して仕官を無心したのが、日本一の剣豪でない何よりの証拠と断ずる著者の武蔵像には興味がそそられる。
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