書籍

- 発売日
- 2002年11月01日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-57838-5
佐々木道誉
南北朝の争乱を操ったバサラ大名
著者 | 羽生道英著 《作家》 |
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主な著作 | 『商人道おもしろ史話』(毎日新聞社) |
税込価格 | 649円(本体価格590円) |
内容 | 南北朝期の主役の一人として、表に裏に自在に活躍した「バサラ大名」の大いなる魅力を描く、長編伝奇小説。 |
南北朝の動乱期、武芸だけでなく連歌や立花など風流に通じ、華美な服装、そして遠慮のない振る舞いで「バサラ大名」と称された佐々木道誉(高氏)。本書は彼の波瀾の生涯を描く長編小説である。
鎌倉幕府が弱体化し、次なる政治秩序が模索されていたころ、衆望を集めた後醍醐天皇は、幕府打倒を図る。やがて百数十年続いた武家政権を、いったんは朝廷に取り戻すことに成功するが、加担した武士たちが、恩賞の問題で再び不満を募らせることに。そこに登場してくるのが足利尊氏であり、元弘元年の政変(元弘の変)後、尊氏に従った佐々木道誉である。道誉は尊氏の影の参謀として臨機応変に立ちまわり、尊氏とともに時代を動かしていく。そして、再び京に武家政権を打ちたてるのである。
「バサラ」を演ずることを、悪い時代を自由に生き抜くための手段とし、己れの進むべき道を強かに、確かに歩んだ武将の生きざまを、見事に描出する力作である。文庫書き下ろし。
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