「コーチング」に強くなる本・応用編
発売日
2003年01月06日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-57866-8

ケーススタディで学ぶ
「コーチング」に強くなる本・応用編
人材育成に効果をあげるスキルアップ73の視点

著者 本間正人著 《学習学協会代表理事、成人教育学博士》
本間直人
主な著作 「コーチング」に強くなる本』(PHP研究所)
税込価格 607円(本体価格552円)
内容 上司が部下に対して効果的な指導力を発揮させるための切り札が「コーチング」。第2弾は応用編として、さらに高度なスキルを伝授する。



 上司が部下育成をはかる切り札として、「コーチング」が注目を浴びている。だがコーチングは、上司・部下のタイプや状況により多種多様であり、本来マニュアル化は不可能だという。そのため実際には指導に行き詰まり、思うほど成果が上がらないケースも少なくないようだ。

 著者によれば、原因はやはりマニュアル重視のあまり、上司が自分流のコーチングスタイルを確立していないことにあると指摘する。そのような観点から本書は、コーチングの基本的な考え方を解説した『「コーチング」に強くなる本』の応用編として、上司が自身の発想や工夫によって、その状況に即応した、より適切な指導法を生み出せることを目的としている。

 例えば上司が「質問すること=コーチング」というとらわれに陥ったため、質問攻めした結果、逆に部下のやる気を失わせる場面がよく見られるそうだ。

 静かに見守ることもコーチング、といった見落としがちな視点に気づかされる好著。