「風水」で読み解く日本史の謎
発売日
2003年03月03日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-57917-7

「風水」で読み解く日本史の謎
平安京遷都から江戸幕府の繁栄まで

著者 李家幽竹著 《李朝風水師》
主な著作 『幸せを呼ぶインテリア風水』(ワニブックス)
税込価格 565円(本体価格514円)
内容 風水は本来、王都の地を決する環境工学、戦略を示す軍学として歴史を動かしてきた。人気風水師が説く風水と歴史の不思議な関係とは。 



 運気向上の占いとして「風水」ブームが続いている。ところが本来の風水とは、勝利や繁栄を呼び込むために、時の権力者によって利用され続けてきた学問だったのだ。それは王都の設計や遷都を決したり、戦における布陣や戦術を選ぶ際に活用されてきたという。

 本書は、人気女性風水師である著者が、学問としての風水に着目しながら、日本史の謎を解き明かすという、画期的な試みである。

 著者によれば、古代の桓武天皇、戦国の信長や信玄、さらに家康らは、みな風水の力を活用していたそうだ。

 とりわけ興味をそそられるのが、徳川幕府がなぜ260年間も繁栄を誇ったのかという謎解きだ。その答えは江戸城を中心に、風水理論に基づいた理想の町づくりが実現できたからだという。反対に、天下統一の志目前に倒れた信長は、彼の居城である安土城の位置と建築法を誤ったために、運気を逃してしまったのだという。

 知られざるもうひとつの日本史が、今明かされる!