書籍

- 発売日
- 2003年07月01日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-57999-3
バグダッド憂囚
商社マン・獄中の608日
著者 | 吉松安弘著 《帝京大学教授》 |
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主な著作 | 『東条英機 暗殺の夏』(新潮文庫) |
税込価格 | 1,195円(本体価格1,086円) |
内容 | フセイン政権下のイラクで投獄され、獄中608日を生き抜いた商社マン。その凄絶な日々を現地に取材して描く衝撃のノンフィクション! |
2003年3月に勃発したイラク戦争によって、フセイン大統領は消息不明となり、14年にわたる独裁支配は終焉した。その政治の実態は、これから様々なかたちで明らかにされるだろうが、ここに、80年代初頭のイラクで、獄中に囚われた日本人商社マンの衝撃の記録がある。
1981年暮れ、バグダッド市街。出入国管理局から出てきた赤尾宗輔は、不審な男たちに呼び止められ、車で連行される。彼がつながれた獄舎は、過酷な恫喝や暴力・拷問によって囚人たちを責め苛む、まさにこの世の“地獄”であった。理不尽な追及に耐え、苛烈な状況をしのぎ、異邦の囚人たちと生き延びるための苦悩を続ける日々。試みられては頓挫する日本側の救出工作……。
実際に起こった拉致事件をもとに、その発端から終焉までを綿密な取材によって描いた本書は、1989年に新潮社から発売され、湾岸戦争勃発とともにベストセラーとなった。ノンフィクションの佳作、待望の文庫化!
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