書籍

- 発売日
- 1998年09月11日
- 判 型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-60082-6
幕末あどれさん
著者 | 松井今朝子著 《作家》 |
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主な著作 | 『東洲しゃらくさし』(PHP研究所) |
税込価格 | 2,090円(本体価格1,900円) |
内容 | あらゆる価値観が大転換した幕末維新期の、若き旗本・御家人たちの生き様を描く長篇歴史小説。第八回 時代小説大賞受賞者の最新意欲作。 |
タイトルの「あどれさん」とはフランス語で青年のこと。幕末期、フランス式軍制を導入した幕軍で使われていた言葉である。本書はこの価値観が激変する時代の、「あどれさん(旗本・御家人)」たちの生きざまを描いた作品である。 久保田宗八郎は旗本の次男坊。ひょんな事から講武所通いの生活を捨て、芝居の世界に飛び込むことになった。身形は町人に馴染んでゆくが、己の体を流れる武士の血はどうしても抜け切れず、その狭間で葛藤し続ける。一方、同じく旗本の次男に生まれた片瀬源之介は、養子先もすんなり決まり、順風満帆な人生が約束されたかに思えたが、家庭環境と社会情勢の急激な変化によって、彼の人生もまた大きく揺さぶられるのである。本書はこの二人の多感な青春像を見事に交差させながら、しかも複雑な時代背景を巧みに織り込んで描いてゆく。 第八回 時代小説大賞受賞者の受賞後第一作目であり、幕末小説の新分野を切り開く意欲作である。
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