資金調達を上手に行なう法
発売日
1998年08月03日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-60242-4

資金調達を上手に行なう法
大倒産時代を闘い抜く借入れの実務

著者 鶴田彦夫著 《国立高岡短期大学教授》
主な著作 よくわかる資金繰りの実務』(PHP研究所)
税込価格 1,257円(本体価格1,143円)
内容 金融機関の貸し渋りが続く中、資金調達に苦しむ経営者は多い。本書は当面の切り抜け方、公的資金の活用等、借入れのコツを解説する。



 不良債権問題、あるいはビッグバンという新しいルールの導入などで、金融機関の貸し渋りが続く今日、資金調達や資金繰りに頭を悩ます経営者は多い。特に中小企業においては、従来の取引関係に頼るだけでは、資金調達が非常に難しくなってきており、資金に対する考え方を検討し直す必要があるだろう。そこで、できるだけ現実を直視し、資金調達のコツというものを提示しよう、というのが本書のねらいである。 第一章は、資金調達のおおまかな流れをつかむ章で、資本・資金・金融などの基本的なところを解説する。次に第二章では、金融機関から借入れる具体的な方法を紹介し、そして第三章では、制度融資やCPあるいは社債の発行など、金融機関以外からのより積極的な資金調達の方法を解説する。本書はこの三本柱で構成されているが、その他にも、中小企業をめぐる資金環境や実際の倒産事例などが豊富なデータとともに紹介されており、頼もしい一冊である。