書籍
- 発売日
- 1998年09月11日
- 判 型
- A5判上製
- ISBN
- 978-4-569-60292-9
幕末暗殺
著者 | 黒鉄ヒロシ画・文 《漫画家》 |
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主な著作 | 『新選組』、『坂本龍馬』(PHP研究所) |
税込価格 | 1,572円(本体価格1,429円) |
内容 | 幕末という時代を、桜田門外の変に始まる暗殺史を通して検証する。『新選組』『坂本龍馬』に続く、「黒鉄歴画」幕末シリーズの第3弾! |
ベストセラーとなった『新選組』、『坂本龍馬』に続く、「黒鉄歴画」幕末シリーズの第3弾。今回のテーマは暗殺である。桜田門外の変に始まる幕末の暗殺史は、それぞれの事件を単独で眺めては、事件そのものに興味が行ってしまい客観性が非常に弱くなると黒鉄氏はいう。したがって、暗殺という殺人事件を決して美化することなく、客観的に、シュールに、本書は捉えていく。 内容は、まず人斬りといわれた五人の人物、岡田以蔵、田中新兵衛、大楽源太郎、中村半次郎、河上彦斎の血生臭い暗殺歴を描く。それぞれの人生が十数頁で描かれるが、語る内容はかなり深いものになっている。次に、彼らの物語の間に、七十頁にわたって安政から明治初期に至る暗殺劇が連続で描かれる。コミカルな表現を多用し生き抜きの頁になっているが、氏のブラック的ユーモアが存分にちりばめられており圧巻である。繊細かつ大胆な構図も前二作を凌ぎ、さらなる傑作の誕生といえる。
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