書籍

- 発売日
- 1998年11月19日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-60379-7
天皇と官僚
古代王権をめぐる権力の相克
著者 | 笠原英彦著 《慶応義塾大学教授》 |
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主な著作 | 『天皇親政』(中公新書) |
税込価格 | 723円(本体価格657円) |
内容 | 天皇制国家はいかにして成立したのか。王権の確立や皇位継承をめぐる官僚との対立、協調から千年をこえる権力闘争の原点を解明する。 |
6世紀末、崇峻天皇が臣下・蘇我馬子によって殺害された。確立しつつあった大和朝廷の王権は最大の危機に直面したのだ。この馬子の暴挙に対して王権の回復とあるべき官僚の姿を示したのが聖徳太子であった。そしてもう一人のキー・パーソン、藤原不比等は皇位継承をめぐる持統天皇をはじとする天皇家の思惑を梃子に官僚制の強化確立と発展を図る……。 本書では、王族の集合体にすぎなかった古代王権が天皇へと集約され、律令体制へと移行していく過程を天皇家と官僚の関係を軸に検証していく。従来とは異なるパワー・ポリティックスなどの政治学的視点で古代天皇制国家の成立を考察する意欲作である。 目次より
●王権の回復?聖徳太子と官僚制
●王権をめぐる闘争?大化改新
●皇位継承と官僚制?藤原不比等
●天皇と律令?太政官制
●天皇制の成立?王権と権力構造 古代王権をめぐる権力の相克から千年をこえる権力闘争の原点を探し出していく。
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