書籍

- 発売日
- 1999年01月20日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-60460-2
天智天皇
律令国家建設者の虚実
著者 | 遠山美都男著 《学習院大学講師》 |
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主な著作 | 『大化改新』(中公新書) |
税込価格 | 726円(本体価格660円) |
内容 | なぜ『日本書紀』は中大兄の虚像を創り出したのか? 通説の再検討から「軍事王」天智の実像に迫り、隠された意図を明らかにする問題作。 |
641年、初めて歴史にその名を登場したのは父・舒明天皇の葬礼であった。時に16歳の青年は、4年後の645年、蘇我入鹿暗殺の機会を狙う刺客として飛鳥板蓋宮にいた。 歴史の表舞台に颯爽と登場した中大兄皇子こと天智天皇。しかし、律令国家建設のパイオニアたる理想の皇太子、そして後には天皇の理想像として語られることになる<中大兄>とは、『日本書紀』において創くり上げられたものだった。 本書では、従来の<中大兄>像のイメージを一新、「軍事王」天智としての実像を解明する。 目次より
●二人の皇太子
●年十六にして誄す
●韓人、鞍作を斬る
●改新之詔を宣ふ
●天に双つの日無し
●正々世々、君主を怨みじ
●水表の軍政
●都を近江に
●鼎鳴る
●近江大津宮天皇の誕生。 丹念な『日本書紀』の再検証から<中大兄>像創造の過程を明らかにし、大化改新、白村江を勝ち抜いた英雄??「軍事王」としての天智の実像を描き出す問題作である。
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