書籍

- 発売日
- 2001年01月05日
- 判 型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-60536-4
海洋連邦論
地球をガーデンアイランズに
著者 | 川勝平太著 《国際日本文化研究センター教授》 |
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主な著作 | 『文明の海洋史観』(中公叢書) |
税込価格 | 1,760円(本体価格1,600円) |
内容 | 日本は21世紀、海洋アジアの中心にいて、「徳と文化のある美しい庭園国家」として世界に臨まねばならない。成熟社会の新しい戦略を問う一冊。 |
中国の台頭・米国の後退が顕著になった今、日本にはアジア諸国を引っ張っていく明確な戦略が求められている。
本書では、海洋アジア諸国の連邦で繁栄と安全を確保する「西太平洋津々浦々連合」を提唱する。
海洋アジアとは日本、台湾、フィリピン、マレーシア、インドネシア、豪州などの国々で構成される。四百年前までこの地域では豊かな物産が生まれ、頻繁に交易されることにより、世界中の富が集積されていた。その繁栄のネットワークを、日本が中心となって取り戻す提案である。同時に中国への牽制の意味をも持つ。そして著者は海洋アジア諸国の国作りにガーデンアイランズ構想を提唱する。庭園が溢れ、美を活かす製品やインフラがどんどん生まれるような文化力の高い国。人々は自然の中で知的生産活動に従事する、世界から憧れられるそのような文明を、協力して作り上げようというのである。
21世紀日本とアジアのグランドデザインを描く渾身の評論。
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